久留米市の環境問題に対する取り組み

聖マリア学院大学 ニックネーム:ケロリン/N2さん/MR.

3名の写真マリア

聖マリア学院大学4年のケロリン(左から2番目)、N2さん(中央)、MR.(右から2番目)です。
久留米市の「分別救助隊ワケルンジャ―」レッド(写真左)とチラカラス(写真右)です。
私たちは、
聖マリア学院大学で看護師を目指して勉強に励んでいます。
人々の健康は環境と深いつながりがあります。久留米市の環境問題に対する取り組みについて環境部を取材しました。

久留米市が取り組む環境保全-SDGs ゴミ削減の取り組み

「持続可能な開発目標:Sustainable Development Goals :SDGs」とは、2015年9月の国連サミットで加盟国の全会一致で採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載されている国際目標です。
私たちも大学内でこの持続可能な開発目標について討議をする機会があり、久留米市の取り組みについて関心を持ちました。

久留米市のSDGsの目標達成に向けた取り組みは、第三次久留米市環境基本計画(2021〜2025)に記載されています。
久留米市では「自然と人間が共生し、持続発展が可能な都市・久留米」を目指し、脱炭素社会の構築循環型社会の構築自然共生社会の構築快適な生活環境の4つの成果目標達成に向けて取り組んでいます。

ゴミ削減の取り組みと市民への啓発活動

環境部資源循環推進課の井上和憲さんに、久留米市のゴミ分別・削減の取り組みを伺いました。
現在、久留米市は18種類にゴミを分別し、削減に取り組んでいます。生活でよく排出されるプラスチックは、「燃えるゴミ」ではなく「容器包装プラスチック」として分別。集積所に出すことでリサイクルされ、再びプラスチック製品の原料に生まれ変わり再利用できます。
このように、ゴミの削減やリサイクルには市民全体の意識や知識の向上が大切です。

環境部でYouTube「久留米市エコチャンネル」を運営し、市民がゴミの分別や削減を楽しく学習できるように正義のヒーロー分別救助隊ワケルンジャー、チラ・カラスなどが広報活動しています。YouTubeで動画を見ると楽しく知識を得られるので、非常に効果の高い方法だと感じました。

自分の小さな気づきや改善がこれからの久留米市全体の環境改善につながっていくと分かり、自分に出来ることから率先して取り組んでいきたいと感じました。 

環境部お話を伺う
久留米市の現状について説明する資源循環推進課の皆さん

ZEB認証を受けた久留米市環境部庁舎

ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)とは、快適な室内環境を維持しながら年間で消費するエネルギーを大幅に削減するとともに、再生エネルギーを利用してエネルギー収支「ゼロ」を目指した建築物のことです(環境庁ホームページ)。
環境部庁舎は、自治体所有の既存建造物としては、全国で初めて『ZEB』の認定を取得ました。この経験を生かして、他の建物もZEB化を進めていくそうです。

ZEB化によって見込まれる効果は?

ZEB施設の環境部庁舎を見学しました。屋上に太陽光発電・蓄電池の設置、また施設全体として断熱・LED照明・高効果パッケージエアコン等を導入した結果、導入前と比較して約80%の温室効果ガス排出量削減効果があったそうです。
また、太陽光発電や蓄電池も利用しているため、停電中も勤務継続が可能という利点があります。ZEB仕様に変更することで財政負担も20年間で約4000万円削減する事ができるそうです。

まとめ

私たちのように久留米市で学びを深めている大学生も、久留米市の一員として環境保全活動について学び、意識を高く持って生活・学修していくことがとても大切だと感じました。大学でもリサイクルやゴミの削減についてみんなで討議し、環境保全活動に取り組みたいと思います!

環境部の皆さん、ワケルンジャーレッド、チラカラス、お忙しい中、本当にありがとうございました!

環境部の皆さんと
環境部の皆さん、チラカラスさんと共に

(C)久留米シティプロモーション

PageTop