中江香織さん

子育てのサポートが整っているのが魅力。
「久留米の30万人、みんな顔見知り!」を
目標に頑張っています。

中江香織さん

Q.久留米市を選んだ理由やきっかけは?

函館でコーヒー販売のお仕事をしていたんですね。そしたら福岡市に転勤になって。たまたま久留米に知り合いがいたので、その知人宅に寝泊まりしてお世話になりながら、福岡市に通勤していました。

久留米を選んだというか、なるべくしてこの地に移住するようになったというか。函館にいて福岡勤務だと告げられた時は楽しみでしたね。九州なら大歓迎でしたし、2年くらいで函館に戻る予定だったので気楽でした。

それに、函館の冬の雪かきをしないで良くなるのでラッキーで。函館の冬は積雪がすごくて、毎朝雪かきをしてからじゃないと車も出せないんですよ。こっちに来てその作業がないのはとても楽で、久留米の街が住みやすいので、いつしか函館に帰ろうとは思わなくなりましたね。

Q.移住して良かったことは?

細かいことを上げればたくさんありますね。家族が出来たこと、子育てがしやすい環境が整っていること、都会過ぎず田舎過ぎず色々な場所への距離感がちょうどいいから不便がないこと、久留米人の魅力、公園が多いことなどです。あと、やはり冬に雪の処理をしなくていいこと(笑)。

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子育てでいえば、函館とは比べものにならないくらい良い環境が整っていると思います。未就園児を連れていける施設がかなり多く、子育ての相談ができるのは有り難いですね。話を聞いてもらえるのはとてもいいと思います。それにそういった場所では、お母さん同士の繋がりができるので、知り合った人たちのなかには今でも長くお付き合いをしているお友達もいますよ。また、久留米の人たちはいい意味でシャイというか、転勤などで外から入ってくる人たちに対してウェルカム感はあるけど、ぐいぐい入り込んで来ないいい距離感を保ってくれるというか。そんな面でもすごくいいと思います。

Q.移住して困ったことは?

食べ物!私はとんこつがとても苦手で。ラーメンは好きだけど、函館と匂いも麺も全く違う食べ物。あと焼鳥屋さんで出てくることが多いキャベツのタレも好きじゃないです。函館ではまずなくて、生のキャベツが出てくるというだけで、「え?」ってびっくりしました。これはこちらの文化ですね。

それから醤油も、甘辛でとろーっとした感じが苦手。ですので、我が家の醤油は全国販売されているようなものを選んで買ったり、調味料は実家から送ってもらったりして使っています。ただ、夫も久留米出身ですし、子どもにもこっちの物を食べられるようになってもらわないといけないと思っているので、両方使うようにしています。それにしても食の好みがこんなに違うとは驚きました。

また言葉の面では慣れるまで時間がかかりました。函館はのんびりしている感じなので、こっちに来てすぐの頃はみんなに怒られているような気がしていました(笑)。

Q.久留米市の魅力は何だと思うか?

人と人との間にいい距離感があるのは魅力だと思います。この街は色んな文化の人たちが混在していると思うんですが、よその文化を遮断せず受け入れてくれるけど、深く介入しないというのは大きな特徴だと思います。この地に来て、自分がいかに狭い世界で生きてきたんだなって、外に出て初めて分かりました。今は実家に帰りたいとも思わないくらい、この街での生活が充実しています。

筑後川もこの街の魅力です。街なかにいても、ほんの少し行けば自然があって子どもにもそれを見せてあげられる。街での楽しみ方、郊外での楽しみ方の両方を味わえるのは素敵だと思います。

Q.久留米での子育てについて

久留米は本当に子育てがしやすい街です。

子育て支援センターなどの施設がとても充実しているので、まだ子どもが2歳の頃は今活動している「メリコア」とも出会っておらず、久留米市が運営する「くるるん」にほぼ毎日行っていました。

子育ての相談もしながらストレス発散になっていましたね。そこに来るママとも仲良くなって楽しかったです。函館市内には、有料で遊べるような施設はあっても、こういった施設はほとんどないんですよ。子どもは今7歳なんですが、くるるんや児童センターがあったからこそ、不安や悩みが多かった頃の子育てを乗り越えられたと思います。

Q.これからの目標

「久留米の30万人、みんな顔見知り!」が目標です。久留米に来て2〜3年でまだ慣れていない、話す人もあまりいない時に子どもが生まれて、そんな時に東日本大震災があったんですね。実家のある函館も少し被害に遭って。知り合いもいないなかで、子どもがもう少し大きくなったら、小学校までの街なかを一人で歩かせて行かないといけないと思ったら、その環境がものすごく怖かったんです。

そんな時に、知ってはいたものの改めてネットで「メリコア」を見ていたら、数少ないお友達から「一緒にやろうよ」とお誘いがあったんですね。そしてメリコアのメンバーや周りのネットワークで人と知り合っていくなかで、「人と繋がるのって意外と簡単なんだな。自分が一歩踏み出せばできるんだな」って思ったんです。ちょうどその頃から、「メリコア」のメンバーとして市の協働推進課の事業に一緒に関わってやることになったんですね。

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協働推進課は色んな人たちが手を繋いで、街の課題を一緒に解決していくことを事業として活動しているので、そこでもまた繋がりがたくさんできたんです。そこから一本ずつでも枝分かれしていって久留米市内に住む人たちと顔見知りになれたら、子どもを一人で学校まで歩かせていくことの恐怖心もなくなるんじゃないかと思って。私はすっごい田舎で育って、街の人はみんな顔見知りという安心できる環境で学校まで通っていたので、これが久留米で実現できないかと思っています。

お互い干渉しないけど、あの人はあそこの誰々さんみたいな程度にでもなれば、防犯にもなると思うし、子ども達は安心して歩けるんじゃないかと。そういう繋がりづくりみたいなことをしていけば、久留米へ突然来た人ももっと住みやすくなるんじゃないかな。何年かかけて頑張れば叶うんじゃないかって、前向きに取り組んでいます。

Q.今後移住を考えている方へ

実家が近くなくても、子育てのサポートが充実しているので、核家族でも子育てがしやすいのが一番の魅力であるこの街。久留米は転入出が頻繁な街なので、疎外感を感じることもないですよ。

それに、九州の真ん中に位置し、市外・県外にも行きやすく新幹線もあるので、好アクセスです。ちっご弁には最初は慣れるのに時間がかかるかもしれませんが(笑)。とても住みやすい良い街ですので、ぜひ安心して移住してみてください。

プロフィール

中江香織さん

北海道・函館で7年仕事を務めた頃に福岡市内へ転勤となり、知人のいる久留米市に移住。退職後、結婚・出産を経て、現在は多数の女性が様々なフィールドで活躍する「メリコア」で、アルバムコーディネーターやコーヒーインストラクターとして市民活動を行っている。